崎門学の世界へようこそ

崎門学(きもんがく)は、山崎闇斎(あんざい)先生(16191682)が創始した朱子学の一派です。闇斎先生が生きた江戸時代、徳川幕府は体系化された儒教ともいえる朱子学をシナから導入し、国家の体制教学に定めました。「君臣の分」を厳格に正す朱子学の教義が幕藩体制の確立に役立つと考えたからです。

かし朱子学は一方で「華夷の別」を説き、シナを中華(世界の中心)、それ以外を夷狄として蔑む観念を内包していたため、我が国では、シナを尊貴とし我が国を卑賤となす自虐の風潮が蔓延する弊害を来しました。

そこで登場したのが闇斎先生です。先生は、シナを尊貴となす「慕夏主義」の思想を排斥し、むしろ朱子学が説く「君臣の分」に反する「革命」を一度も経ることなく、万世一系のご皇室が続いてきた我が国の特質に根差した朱子学の再解釈を行いました。こうして生まれたのが崎門学です。

 先生はあまり多くの著作を残しませんでしたが、その思想は御所のある京都を中心に弟子の浅見絅斎(けいさい)や若林強斎(きょうさい)等によって受け継がれ発展して行きました。本サイトは、そんな崎門学の人物・思想とそれが我が国の歴史の上に与えた影響について紹介いたします。

猿田彦赤